4月27日、 浦安にある古民家「路風舎」で音楽家 Miya(flute)と書道家 白石雪妃のライブイベント「直書観音」が開催されました。
第四回目となる今回のテーマは「きく」、身体を感じる、そして自然の音と共存する即興パフォーマンス。回数を重ねるごとにお客様も増えてリピーター方も多くいらっしゃいました。
即興の捉え方は人それぞれ、定義も時と場合によると思いますが、私たちの即興ではテーマを決め、熟考して丁寧に作り上げています。
まず、第一部では「きく」という響きについてのパフォーマンスです。「きく」という響きにはいろいろと意味があります。書で表すと「聞く、聴く、利く、効く、菊」とイメージがわかりやすいのですが、昔の人は響きで微妙な聞き分けをしていたそうです。それぞれの意味を音で表現するパフォーマンス。因みに今までは、「かえる」「や「まつる」をテーマにしました。
そして第二部は皆さんも参加できるワークショップ。今回の試みは「click piece」です。
Londonの即興音楽シーンの巨星であり、音楽的教育を受けるチャンスのない若者のためのプログラム「Community Music」の創設者でもあり、John Stevensが考案した即興的創造を始めるためのポイント的役割を持つ作品です。
今回は書を加えての試みで、書と音楽にわかれてペアになってもらいました。音楽の方は、声や楽器でできるだけ短い音を出します。等間隔でなくても構いません。今回は、トランペット、カスタネット、フルート、アルトサックス、パーカッションでした。音に合わせて点や線を自由に書き、曲と作品ができたわけです。大切なのは身体を感じること。どこに力を入れてどこを意識したら良い響きとなるかを突き止めていくこと。
そういうわけで、もう一つのワークショップは身体のパーツを書で書き、その書を楽譜として演奏するというものです。またペアでやっていただいたところ、みなさんの表現力に脱帽!素晴らしい作品となりました。実際に感じていただいたところで、最後にMiyaと雪妃の即興パフォーマンスです。
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