2015年9月10日木曜日

【ALSA特派員⁈雪妃のミラノレポート】アートのある暮らし ❷

まず、I.Iさんはイタリアと日本の環境の違いについて受け入れることが大事とおっしゃいます。
イタリアでは壁がしっかりしていて、ワンルームが大きく空間がとても広く使えます。

また、アートを買うことが日常であるため、小さな頃からそのような環境で育つので目が慣れており、洗練されたショーウインドウなど、街を歩けば目がこえていく環境にあります。
 
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一方日本ではワンルームは規模が小さいし、アートは特別なこととして存在している。
そんな違いがある中で例えばヴォーグなどの日本と現実離れした雑誌などはお手本にするのは無理があり、現実に近い空間のものをお手本にするべきといいます。

 日本には日本なりのアートがあり、アイデンティティーを大切にしたほうがよい。例えば天井も低いわけではなく畳文化にテーブルと椅子を入れたことから低く感じるようになっただけのことで、音や湿度や光を吸収する畳文化は日本という土地にとても合っているものなのです。

イタリアのものは光がないと美しく見えないものが多いが、日本の陶器などは畳で見た方が光を吸収してくれるためにより美しく見えるという。土地にあったものを大切にすると良いのですが、逆にないがしろにされているもの、物が溢れて気づかなかった物を異国の地で使うと輝くこともあるという。思わぬ使い方でアクセントになることもある。例えばお茶碗にオリーブオイルなど、意外性も重要なのである。

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