2016年3月31日木曜日

白石雪妃UNDA展

トランペッターの類家心平率いるバンド「RS5pb」のニューアルバム「UNDA」が3/23にリリースされました。そのアルバムのジャケットの題字を書家の白石雪妃さんが担当しております。今回アルバムの為に白石さんに書いて頂いた作品の原画を東池袋のカフェ「KAKULULU」の地下に併設されたギャラリーにて展示いたします。アルバムジャケットで使わなかった作品の展示もあります。その中から何点かは販売も予定しております。
4/3(日)にはオープニングイベントとして「書」とトランペットの演奏のパフォーマンスを行います。
是非生で「書」と「音」の交換を体験いただけたら嬉しいです。


・白石雪妃「UNDA」展
【 類家心平「RS5pb」ニューアルバム発売スピンオフ企画「白石雪妃」アルバムジャケット原画展 】

・開催期間 : 2016年4月3日(日)〜4月17日(日)
・場所 : 「KAKULULU」東京都豊島区東池袋 4-29-6
・お問い合わせ : 03-6907-0652
・入場料 : 無料 (会場はカフェの為ご入店の際はご注文をお願いしております。)

※ 4日,10日,11日は定休日となります。
※ 4/3、14:00よりオープニングイベントとして「書」とトランペットの演奏のパフォーマンスがあります。その際はミュージックチャージが¥1,000かかります。


・オープニングイベント詳細
2016年4月3日(日)
KAKULULU (東池袋)
open : 13:30
start : 14:00
charge : ¥1,000
【 白石雪妃 × 類家心平 DUO 】
白石雪妃 : 書
類家心平 : トランペット





「UNDA」展へのご案内
ジャズピアニストのビル・エバンスは自身も参加しているマイルス・デイヴィスの1959年にリリースされたアルバム「Kind Of Blue」のライナーノーツの中で当時新しく生まれた「モードジャズ」と「水墨画」の類似点について触れている。
彼は水墨画について、「半紙の上に特別な筆と黒い水を使って描き消去や修正が不可能なこの手法は書き手に無意識であることや自然である事を求める。これには非常に特別な鍛錬が必要だ」というような事を書いている。
作者が自分自身と向き合い瞬間の閃きを大事に即興的に作品を仕上げる過程はジャズのそれによく似ている。
また「書」も然りであり自身の鍛錬から生まれた感覚を頼りにクリシェの介入を許さず即興的に作品と向き合うものだと思う。

初めて書家の白石雪妃さんと共演した時も強く音楽的なものを感じた。
特大の半紙に描く時の迷いのなさや文字のバランス感覚、即興で抽象的な絵を描く時の力強さ。とても素晴らしい表現者の方だと思い今回の自身のバンド「RS5pb」のアルバム制作の構想が上がった時に直ぐにジャケットを依頼させていただいた。
試し書きで最初に何点か書いていただいた段階で素晴らしい作品ばかりだった。
今回のアルバムでは、ジャケットの表紙に使わせていただいたCDのタイトルとバンド名、そしてブックレットの中に使わせていただいたバンドを表した絵を、計3点描いていただいた。
白石さんに描いていただいた沢山の作品の中から最終的に三つだけを選ぶ作業はとても大変だった。というのもCDジャケットに使われなかった作品もとても素晴らしいものばかりだったからだ。

ですので今回、東池袋のカフェ「KAKULULU」さんの地下にあるギャラリーをお借りして、2週間という短い期間ですが、CDのジャケットで使用した作品は勿論、それ以外の使用しなかった作品も展示させていただく事にいたしました。
白石雪妃さんのアイディアや作品の変化、作品に向き合う過程を垣間見る事が出来るのではないかと思っております。同じ題材に対し多様な表現で作品を仕上げていく様は、正に同じ曲を違った表現で演奏する音楽家の様だと思ってしまいます。
作品のなかから何点かは販売もいたします。
「RS5pb」のニューアルバム「UNDA」の販売もいたします。

展示初日の4月3日(日)は白石雪妃さんのライブペインティングによる「書」と類家心平のトランペットの演奏のパフォーマンスを行います。
即興で行われる「書」と「音」の交換を是非生で体現していただけたら嬉しい限りで御座います。

0 件のコメント:

コメントを投稿